努力をするよりも圧倒的に大切なことがあります。
それはいかに不公平な力で相手を負かせるか、相手より有利に立つかということが重要です。
人生で一度は言われたことがある言葉があります。
努力しろよ、努力できない奴は成功できないぞ、最後は頑張った奴が勝つなどです。
私も散々言われて育ってきましたし、なんなら努力しなかった自分に焦りを感じていました。
ただこれだけでは不十分です。
努力で勝てるという世界は、完全に全員が平等であるということが前提にあります。
しかし、残念ながらこの世界は平等ではないです。
この世の中は不平等で、成功している人間は努力ではなくて、最初から有利な場所にいたから成功しています。
そういう世界に私たちは存在しています。
わかりやすい例で言うと、2020年にコロナウィルスという世界的なパンデミックが発生しました。
世界は驚異的な打撃を受けました。
失業、ロックダウン、ステイホーム
多くの人が貧困にあえいだ中、上位1%の億万長者の資産は、コロナ禍の2021年だけで、410兆円が増えたと発表されました。
さらに今、世界にいる億万長者の資産は、何百億万円という資産の3分の2は彼らは労働で生み出したものではなくて、相続によって受け継がれたものです。
この世の中がどれだけ不平等な世界かはっきりとわかりました。
こんなものは努力ではなくて、どこで生まれたかによって決まっています。
成功する人ほど、不公平なほど、有利な状況の中で戦って勝っていく。
実力ではなくて、肩書きや生まれや運によって、成功が左右されることが真実です。
しかし、今の日本の教育は全く見当違いの思想を植え付けてきました。
平等ではないことにみんなが気がついているのに、それを隠して、努力だけでどうにかなるとこういうことを教えてきました。
たとえ自分だけがなんとなく違うと持っていても、周り全員が同じことを言っていれば、流されてしまうのも仕方ありません。
この不平等な世界で、努力だけでのしあがれるというのはあまりにもきれいごとです。
じゃ、親が金持ちでなければ、無理なのか?
実はそんなことはありません。
もし成功者が持っているこの不平等な力が私たちにも使えたら、どうでしょうか?
私たちにも隠された優位性があり、成功者と同じように不公平なほど、有利に戦えたら、どうでしょうか?
今回はその非常識な勝ち方について書かれた本について解説していきます。
日本は未発売になり、ほとんどの日本人がこの本の存在すらに認識していません。
とっておきな有益な情報になると思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
まずのこの本は、人生は平等ではないから始まり、成功者は努力だけで達成している人は、極めて少ない。
ほとんどの成功者は努力+運が良かった、時代の流れに乗れた、元々持っていた特権を使ったなど、不公平なアドバンテージの使用で成功したことを証明しています。
この本のいいところは成功者は運がいいとか、親が富裕層なら成功しやすいなどの普通の結論だけで終わっていないところです。
成功者が不公平に優遇されるように私たちもこのずるい力をどうすれば使うことができるのかというところまで教えてくれるのがこの本の素晴らしいところです。
この記事を読めば、あなただけのアドバンテージを与えられ、他の人が持っていない不公平なアドバンテージに近づくことができます。
それを使うことができれば、あなたは、普通の人が一生懸命に努力している横を簡単に追い抜けるでしょう。
不公平なずるい力は、5つの力に分けられます。
あなたはどれを持っていますか?
まずはこの本が導き出した成功の法則を導き出していきましょう。
それは成功=努力✖️不公平な力です。
成功は努力と不公平な力の掛け算によって成り立ちます。
まず努力とは目標に向かって頑張ることです。
たとえば、ビジネスに成功したい人は、毎日朝5時に起きて、PCに向かい作業を始めて、週末も遊ばずに仕事に打ち込む、これが努力の部分です。
私たちが成功するためには、努力を最大化すれば、成功することができるとみんなこれを信じています。
Yotubeでもほとんどのインフルエンサーはが言っているのは、この努力のぶぶんや生産性の部分だけです。
朝、早く起きて行動しろとか、1日14時間働けとか、努力しないと結果が出ないとか、そういうことしかいいません。
確かに圧倒的に突き抜けるためには、そういう時期があっても、良いかもしれませんし、必要だとも思いますが、それだけだと不十分なんです。
現実に私がお金に困っている時期では、短期間で結果を出した時には、狂ったように作業をしていました。
ただこの本に書いてある通り、努力だけでは、不十分なんです。
それより、不公平な力の部分の方がよっぽど強力なんです。
同じ起業家であっても、ゼロから出発する起業家もいれば、親が超大金持ちでお金を持った状態でスタートできる人もいます。
あまりにも不公平だと思いませんか?
このような不平等さは、現実である以上必ず起こるものです。
ただこの不平等、不公平な力は、裕福な人間だけが持っているわけではありません。
お金という圧倒的な物量でおす戦術は、私たちには真似できませんが、逆そういう人たちが真似できない私たちにしかない不公平な要素もあります。
実際にこの本では、人生というのは平等なゲームではない、ただ誰でもが異なる強みや弱みを持っている状況、ネットワーク、場所、タイミングが違えば、不公平なアドバンテージは私たちにも作り出すことができると言っています。
では、その不公平なアドバンテージをどうやって見つけるのか?
まずは成功の大前提を知りましょう。
本は不公平なアドバンテージは5つの要素に別れると言っています。
それは、お金タイプ、頭脳タイプ、ポジションタイプ、専門タイプ、権力タイプ
自分がどのタイプで、どのアドバンテージを持っているのかを知ることができれば、不公平なほど物事を優位に進めることができます。
特にビジネスの場において、自分がどのアドバンテージを持っていて、どう戦っていくべきかを知ることは、成功と失敗に直結する問題なので、これから副業だったり、起業だったり、経済的に成功したい人は特に注目していってください。
もちろん、この5つのタイプはビジネス以外のあらゆる勝負で使えるテクニックになります。
ビジネスに関係ない人でも、十分に役に立つでしょう。
まずは一つ目お金タイプです。
これは一番わかりやすい、不公平なアドバンテージです。
富、名声、権力で圧倒的な力で押していくタイプです。
次に頭脳タイプです。
頭がいいことを武器にして、莫大な資産を築いていきます。
3つ目はポジションタイプです。
マクドナルドの創業者の言葉にこのような言葉があります。
大きな成功を収めるために最も重要なことは、第一に正しい場所に正しいタイミングでいることです。
第2にその場所で行動を起こすことです。
つまり場所とタイミングが合えば、その場所にいるだけで、それは不公平なアドバンテージになることがあります。
例えば、2000年当時にITバブルがあり、テック企業の株価は上昇し、確かYahoo株は1株1億円をこえたと記憶しています。
大手企業が成長株であるIT系の企業をどんどん買収していきます。
実際この時期に会社を売却し、若くして、何十億円を手にした人たちがいました。
つまり、頭脳やお金がなくても、その場にいるだけで有利というバグが発生します。
最近でいえば、YoutuberやTicktokerなどが挙げられます。
昨日まで一般人だった人が、一夜にして有名人なインフルエンサーになったりして、人生を変えてしまったりすることはSNSの世界ではよくあることです。
これはその人のポジションをそのプラットフォームがあったからです。
大物インフルエンサーもSNSというプラットフォームではなく、現実世界のオフラインで同じことをやっていたら、今頃多分変人扱いをされていたことでしょう。
ポジションを適切な場所におけば、そこにいるだけで、不公平なアドバンテージになるといことがあります。
4つ目は、専門タイプです。
専門知識を持っていることは、不公平なアドバンテージになります。
他の人では手に入らない知識を学べる環境というのは、それだけで他人より一歩早く進むことができます。
あの人なら信用できる。
あの人がいうなら、こうやって人に価値が発生します。
多くの人が持っていないその人だけが知っている唯一の知識と経験があるからです。
不公平なアドバンテージになるのは、知識だけではありません。
その人の経験も不公平なアドバンテージになることがあります。
例えば、SNSで発信したい、でも、自分は内向的で人の目を気にしてしまう、こういう理由でやめておこうと思う人がいるかもしれませんが、それは逆に考えれば、内向的で人の目を気にしている目線の発信ができるということです。
外交的な人には生み出すことができないコンテンツを生み出すことができます。
あなたが経験したことが全てが、唯一無二の不公平なアドバンテージになります。
そして5つ目は、権力タイプです。
これは書かなくてもわかると思いますが、権力は非常にわかりやすい不公平なアドバンテージです。
権力がある人間の意見は通りやすく、権力がある人間は全てがうまくいく。
会社の社長ならば、社長自身がルールを決めていくので、全てがうまくいきやすいです。
権力タイプになるには難しいですが、もし手に入れることができれば、これほど強力なアドバンテージはないでしょう。
以上の5つが不公平なアドバンテージです。
成功するには努力だけではなく、自分がこの5つのタイプのどれに当てはまるかを知り、それを利用して突き抜けていくことが重要です。
不公平なアドバンテージを使用して戦うことで、楽に相手より上に行くことができます。
では、どうやって自分がどのタイプにいるのかを判断するのか?
とはいえ、自分にはどんなアドバンテージもないよって思う人もいるかもしれません。
そう言った人に向けて、本は、安心して欲しい、全員が他人には真似できない不公平なアドバンテージを持っていると書かれています。
本によると欠点に見えることでも視点を変えることで、それは、大きなアドバンテージになることがあります。
例えば、ビジネスを始める時、お金が少ないという問題は、一見すればお金がないというのはデメリットになりますが、しかし視点を変えれば、お金が少ないことにより、創造性が高まるというのは数々の事例で証明されています。
お金を持っている創業者は基本広告に頼ってばかりで、創造性のかけらもないようです。
また、お金や地位がもともとない人は、成功の渇望から、大きく成功する可能性があります。
みんな最初はお金がなく制限された状態から、アイデアによる逆転をしていった人ばかりです。
つまり、自分が他人より劣っている、足りないと思っていることも、発想を変えれば、それは他人に真似できない武器になりえます。
私もビジネスを始めた時はお金がありませんでした。
初期投資なんてとんでもない、150円のジュースを買うかどうか悩むレベルでした。
だから、無料で始められて、SNSというフィールドを選び、きちんとしたポジションをとり、知識をつけるために本を読みました。
もし、私が最初にお金を持っていたら、今の私はいません。
皆さんも、今紹介した5つのタイプをよく考えて、逆にないことがアドバンテージにならないかと視点を変えて考えてみてください。
思わぬ武器がそこから見つかるかもしれません。
最後にこの本は私たちに重要なことを教えてくれました。
それは、私たちは、他人と比較して、いつも持っていないものに固執してしまうということです。
あの人はお金を持っている、だから自分には難しいとか、あの人は才能があったからできたので自分にはできないなどです。
こういうことから、不公平なアドバンテージを見落としてしまう。
確かに、この世界は不平等です。
だから、初めからお金に恵まれていて人生が超イージーモードで始まる人もいます。
ですが、私たちにも探せばそういうモノがあるはずです。
無い物に思考を巡らすのではなくて、あるものに意識を向けるのです。
親ガチャ、上司ガチャなどこういう言葉が最近出てきました。
私はこの言葉が嫌いです。
存在しないものに意識が向いているからです。
すでに持っているものに感謝ができていない。
ガチャというなら私たちは日本という国に生まれた時点で非常に恵まれています。
国ガチャ大当たりです。
これに気づけた人から大きく成功していくのだと私は確信しています。
今回は不公平なアドバンテージという本を紹介しました。
世の中は平等ではありません。
でも、私たち一人ひとりに他人には持つことができない不公平なアドバンテージがあるのです。
それに気づき、利用できた人から上に抜けていくのだと思います。
皆さんはどんなアドバンテージを持っていますか?
そのエピソードは必ずあなたを導いてくれるでしょう。
あなただけのアドバンテージを見つけてください。
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