極限限まで集中状態に入ると、FLOWと言う現象が起きるということを知っていますか?
一流スポーツ選手、芸術家、世界中のCEOなどが使っているテクニックです。
皆さんも人生のうちに何回かは、自分という存在を忘れるほど、何かに集中した経験はないでしょうか?
最近では、日本でも存在を知る人が多くなってきましたが、ほとんどの人は、FLOWへのアクセスの仕方が解らない。
非常にもったいないことです。
100万円が入っている箱があるのに、鍵を無くした状況と同じです。
FLOWへ入れない人は、1時間で終わるのに3〜4時間かけ、8時間働いても、残業がまだ残る。
本来はもっと能力があるのに、大した結果を残せずに、いずれ使えないやつ認定がされてしまうのです。
逆にFLOWにアクセスできれば、仕事、勉強などあらゆるタクスが最速で完了し、無条件の高揚感があり、体感時間が短く感じます。
この時間の歪みを味わうことができるでしょう。
私もFLOWへのアクセス方法を知らなかった時は、どこか集中できない、ダラダラと時間だけが過ぎていく。
何も終わっていないのに気づいたら、夕方になっている。
こんなことばかりでした。
FLOWの効果は凄まじい。
午前中の4時間で仕事が終わる。
さらにFLOWを短期集中に利用することで、他のプラットフォームでは、トップ数%の結果をもたらしました。
FLOWは漫画の世界の話ではありません。
実際にFLOWに関する研究論文は1万以上あります。
FLOWにアクセスできている脳の状態では、ドーパミン、ノルエピネフリン、セロトニン、エンドルフィンなど極限まで集中させるために、脳が大量の脳内物質を分泌させていました。
今から話すことは、日本では、ほとんど取り扱われていない情報です。
FLOWに入るための4つのポイントを書きましょう。
FLOWに入るための4つのポイントは、FLOWブロッカー、FLOWプロンネス、FLOWトリガー、FLOWサイクルこの4つがポイントになります。
この4つのポイントを押さえるだけで、誰でもFLOWに入れるようになります。
まず1つ目のポイントはFLOWブロッカーです。
皆さんに覚えてほしいことが一つあります。
FLOW状態には一瞬で入ることができないということです。
完全なFLOW状態に入るためには、最低でも20分の時間をかける必要があります。
しかし、私たちの身の回りには、一瞬で集中を途切れさせるものが多過ぎます。
スマホ、騒音、人との会話などです。
話しかけられる=集中が途切れることになります。
よく、小説家がホテルに数日間、数十日も予約して、缶詰状態で執筆を続けることがあります。
これは、外部からの刺激を全てシャットアウトすることが最も集中していられることを理解しているからです。
ハリーポッターの著者もホテルで執筆していたと言われています。
そして、最も集中を途切れさせるヤバいものは、スマホです。
スマホは一回触るごとにFLOWにアクセスする難易度が上がっていきます。
スマホに触った瞬間、あなたの集中はリセットされ、また、20分かけないと次の集中は訪れない。
スマホは触っていなくても、机の上にあったり、ポケットの中に入っているだけで、注意力、集中力が下がります。
一定時間話しかけられない環境、スマホと距離がある状態、静かな場所などまずは、集中を途切れさせない環境を作りましょう。
なるべく集中を途切れさせるFLOWブロッカーを排除していきましょう。
ポイント2:FLOWプロンネス
集中を途切れさせるFLOWブロッカーを排除したら、次は、FLOWプロンネスを形成させます。
FLOWプロンネスとは、FLOWにアクセスしやすい条件のことです。
実は、FLOW状態に入りやすい条件は決まっています。
よく、スマホの電源を切ったのに集中できない、静かな場所に行ったのに作業がはかどらなかったという人がいます。
こういう人たちはFLOWに入るべき時間を知らなかったり、準備を間違えて、FLOWに入ろうとしているため、思った以上の集中をすることができない。
人間が最もFLOWにアクセスしやすい時間は、朝起きてから2〜3時間です。
集中力はガソリンのようなもので、朝満タンだったものが、夕方にかけて空になっていくのです。
集中力、意志力は徐々に低下していき、夕方、夜になってからは、ほぼゼロになります。
そして夜は、睡眠の方にシフトしていくため、夜にFLOWに入るのはほぼ不可能になります。
皆さんも夜に何かしようと思っていても、できないことはありませんか?
疲れていてできなかったのは、それは夜には集中力、意志力がなくなるからです。
朝以外に集中しできる時間などほぼありません。
それほど、朝の時間は人間にとって重要な時間なのですが、80%以上の人は、朝起きたら、15分以内にやる行動がスマホに触るという最悪な行為です。
FLOWブロッカーで説明した通り、スマホは、一回触るごとに集中力が下がっていきます。
あなたが朝起きてやっている行動はなんでしょうか?
ツイッター、インスタグラム、フェイスブック、Youtube,ticktokなどではないでしょうか?
そういう行動をしていたならば、その日は深い集中には入れません。
対策はシンプルです。
とにかく朝起きてから、作業に取り掛かるまで、スマホに触る回数を減らしてください。
ポイント3:FLOWトリガー
FLOWに入るためのトリガーは3つです。
明確な目標、フィードバックが早い、少しだけ難しい挑戦です。
まずは、明確な目標を決めます。
コツはできるだけ細かく、タイムリミットを設定することです。
この作業は何時までには、終わらせる、何分までにここまで終わらせるなどこんな感じで分刻みのタイムリミットを設定することで明確な目標だけでなく、早いフィードバックというトリガーも同時に達成することができます。
スポーツ、音楽などは、自分のとった行動が正しいか、間違っているか、すぐにわかり、早いフィードバックがもともと持っていますが、勉強や仕事は、フィードバックが遅いか達成できたどうか解らない時もあります。
そのため、わかりやすいフィードバックとして、タイムリミットの設定をオススメします。
あと30分以内に終わらせないと間に合わないなどのこういった感覚の時、めちゃくちゃ集中していませんか?
タイムリミットの設定は、あなたを半強制的にFLOWへ近づけます。
最後のトリガーが少しだけ難しい挑戦です。
あなたのやる作業があなたの能力に対して、簡単なものなら、退屈を感じ、逆に能力に対して難しすぎるものなら、不安を感じます。
例えば、ゲームをやっているとき、あなたがレベル100ならレベル1の敵を倒しても、退屈ですが、逆にあなたがLV1の状態でラスボスに挑むのは不安を感じるはずです。
では、どれくらい難しい挑戦をすればいいのか?
FLOWの研究では、仕事、勉強においては、現在のスキルレベルより+4%難しいタスクに取り組むべきだとされています。
4%と言われても、よく解らないと思いませんでしたか?
わかります。
大体今の自分の全力を出して、ギリギリ達成できるかできないかというラインが、+4%のタスクと思っていて大丈夫です。
何をいつまでに完了するか、明確な目標、フィードバックと+4%の難しいタスクに挑戦するというのが3つ目のポイントのFLOWトリガーです。
ポイント4:FLOWサイクル
最後4つ目のポイントがFLOWサイクルです。
先ほども書きましたが、完全なFLOW状態に入るためには、20分必要になります。
ただ、この20分という時間は私たちにとって、非常に苦痛な時間になります。
不快感、やめたい、スマホに触りたいなどの感情が出てきます。
これは気のせいではありません。
実際に私たちの脳内には、作業を始めてから、約20分間ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールが脳内に分泌されます。
コルチゾールは特に最初の数分間に多く分泌され、徐々に分泌量が少なくなっていくのですが、この間にほとんどの人が、スマホを触ったり、作業をやめてしまう。
この苦痛を乗り越えた一部の人間しかFLOW状態にアクセスすることができません。
もう5分だけやってみよう、あと10分追加しよう、こう考えることでコルチゾールが自然になくなり、約20分で快楽物質のドーパミンが脳内に分泌されます。
最初の20分、特に最初の数分間は苦痛の時間があるというFLOWサイクルを知っておくだけで、あなたはより簡単にFLOW状態に入れるようになります。
以上がFLOWに入るためのポイントです。
歴史に名前を残してきた人たちは、その瞬間完全にFLOWに入っていたと推測されます。
FLOWを操れるようになると、生産性が他の人とは桁違いに跳ね上がり、午前中に仕事が終わっているのに関わらず、その他大勢より何倍もの結果を残せるようになるでしょう。
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